ストーリー 宵闇の刻に出会った少女は「世界最後の吸血鬼」だった―― “江神真紅郎”には二つの顔がある。 昼間は同年代の学生に囲まれ平凡な日常を過ごす一方、 日が落ちると仕事をするため街へと繰り出す。 真紅郎の仕事とは、人間の中に紛れ込む吸血鬼を狩ることだった。 ある日の夜、いつものように仕事の依頼を請け現場へと向かうのだが、 そこには野良吸血鬼に囲まれた一人の少女の姿があった。 吸血鬼を片付けた後、気を失っている少女を保護し、 自宅へと連れ帰りベッドに寝かせることにする真紅郎。 しかし、この少女は人間ではなく……。 ほどなくして現れたハンター、新たなる吸血鬼、そして……。 様々な思惑が絡み合った運命は大きく加速してゆく。 |
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【純潔の吸血姫】
ルナ・フリード・クイーン 真紅郎と行動を共にすることとなる終焉の姫君。現存する世界最後の吸血鬼の真祖である。 吸血鬼史上、もっともヘッポコな吸血鬼。 身体能力は低いが、吸血鬼史上もっとも打たれ強く、 驚異的な回復能力を持っているため、 戦闘時に盾やエサとして扱われることもある。 おバカでわがままで偉そうなロリっ子。 追われる立場になる前は、人間界との接触を制限されていた。 人間の学校に通ってみたいというお馬鹿な発想により、 組織から狙われているにも関わらず、脳天気に学校に通う。 自分が生き残ったことに対してやや後ろ向きな考えを持っているが、 真紅郎と出会うことで少しずつ何かが変わっていくのを感じ始めた。 |
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【ルナの第一眷属で護衛】
リネット・ヴァンス 姫君を守るライカンスロープ。強力な戦闘能力を持っている。 身の丈よりも大きな剣を操る屈強な戦士。 何事にも無関心で口数は少ないが、 ルナのこととなると異常な執着を見せ、 眷属以上の強い想いを抱いている。 やる気があるのかないのか分からない無表情だが、 いざルナの護衛となると凄まじい身体能力を発揮し向かってくる敵をなぎ倒す。 武術の心得があるわけではなく、ほぼ我流で鍛えた。 普段は大剣をルナに預けているため、常に近くで護衛をしている。 |
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【新米ハンター】
二階堂 凛子 両親を殺されて以来、正義と力を得るために、組織 『銀の弾丸』 のハンターとなる。 組織の黒い部分を知っていても、 それは正義のためだと自分に言い聞かせて疑わない。 『銀の弾丸』=絶対の正義だと思っている。 組織を嗅ぎ回る真紅郎を監視するために同居する。 ルナが吸血鬼の真祖だと分かるヒントをたびたび聞くが、 その都度別解釈をして気づかないという、ちょっとアホな子。 実はかわいいものが好きという女の子な面も持ち合わせているが、 周りには隠しており、バレそうになると必死にごまかす。 愛用の銃は肌身離さず、いつでも奇襲に備えている。 |
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【院長の娘でお嬢様】
神津 沙耶香 男子の間で学園1、2を争う人気を誇るお嬢様。桐ヶ崎市で一番大きい神津総合病院院長の一人娘。 本人はそれを自慢することなく控えめ。それが人気の秘密でもある。 父親に対し常に尊敬と感謝の気持ちを抱いているが、 バイトを禁止されている等、 普通の女の子として過ごせないことには不満を抱いている。 沙耶香の父・神津恵介は昔、真紅郎の両親と吸血鬼を使った研究をしていたが、 真紅郎と沙耶香は共にそのことは知らない。 |
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【諜報活動を行う人造吸血鬼】
アリス 真紅郎たちの前に現れた人造吸血鬼。『銀の弾丸』 により生み出された隠密偵察用試作タイプで、 諜報活動が主な任務。 他の人造吸血鬼と違い、人間に近い人格を持ち、 電子機器を操る能力を持つ。 『銀の弾丸』 は他にも人造吸血鬼の研究をしているが、 いまだ成功した事例は少ないという。 |
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【血に飢えた危険な吸血鬼】
フランシスカ・ポアロ 拷問と戦闘をこよなく愛する、残忍でコワレ気味な吸血鬼。死んだ後の世界に恐怖を抱き、生に対して異常な執着心を見せる。 ルナのことが好きであるが、 その曲がった愛情が独占欲という形に変わり、 真紅郎たちから奪おうとする。 またルナを捕まえた際には監禁し、 死なない程度に血を吸ったり拷問して楽しもうと妄想しては、 よだれを垂らしている。 自分のことをこの上なく愛しており、 曲がった性格を指摘されても 『チャームポイント』」だと譲らない。 人間を殺すことには躊躇いを持たない。 |
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【現“銀の弾丸”女幹部】
コーデリア・メルヴェール “銀の弾丸”No.2を誇る、女幹部。幾多の困難を乗り越え、現在の座を勝ち取ってきた実力派。 深夜営業のファミレスの常連で、 ドリンクバーやサラダバーで粘る庶民的な趣味を持っている。 戦闘力はずば抜けて高く、 戦いにおいて 『銀の弾丸』 の中でも突出した存在。 目的のためには手段を選ばない冷徹な面も持つ。 その並外れた戦闘能力から、人間ではないと噂される程。 |